妻が浮気した!離婚すべきかの判断基準と離婚したい夫が覚えておくべき事

妻が浮気したとわかったら、あなたは離婚しますか?それとも結婚生活を続けますか?
妻の浮気が判明したら多くの人はパニックになって離婚すべきかどうかの判断ができないと思います。
今回は、浮気した妻と離婚すべきかどうかの判断基準や、離婚する前に決めておくべきこと、そして離婚すると決めたらやるべきことをまとめていきます。
浮気されたことでショックが大きいとは思いますが、一度冷静になり、今後とるべき行動をしっかりと考えるようにしてくださいね。
Contents
妻が浮気した!離婚すべき?離婚するかどうかの判断基準
浮気した妻と離婚すべきかどうか判断できない方は多いと思います。
どう判断していけばいいのでしょうか。
浮気されても妻を愛しているか
浮気されたことは許せないとは思いますが、それでも妻のことを愛しているかどうかで判断してみてください。
自信をもって「妻を愛している」と言えるようであれば離婚せず結婚生活を続けていてもいいでしょう。
子供にとって結婚生活を続けたほうがいいかどうか
お子さんがいる場合、子供の年齢なども考えて離婚すべきか、結婚生活を続けるべきか考えてみてください。
離婚したくても、子供のことを考えて期間限定で結婚生活を続けようと決める方も少なくありません。
ただ、冷え切った夫婦関係しか続けられないのであれば逆に子供にとって悪影響ですので、離婚を決めたほうがいいですね。
再び浮気されるかもしれないという覚悟はできるか
離婚せず夫婦関係を続けていくと、もしかしたらまた妻に浮気されることもあるかもしれません。
再び浮気されるかもしれないという覚悟はできるでしょうか。
「また浮気されたらどうしよう」という不安が大きいのであれば、あなたの精神衛生上、離婚してしまったほうがいいと思います。
浮気した妻と離婚すべきかどうか悩んでしまったら?
離婚すべきかどうかの判断基準をもってしても、自分だけでは決めきれないという場合は、第三者に相談するのもいい方法です。
ただ、内容が内容だけに誰にでも相談できるわけではありませんよね。
浮気した妻との離婚を相談するならどんな相手に相談するのがいいのでしょうか。
離婚経験のある同性の友人に相談する
何事も経験者はまっとうな意見を言ってくれますので、離婚すべきか迷ったら、離婚経験のある同性の友人に話を聞いてみましょう。
離婚経験者ならではの意見やアドバイスをしてくれるはずです。
離婚してよかったと思うか?大変なことな何だったか?逆に良かったことはあるか?など気になることはすべて聞いておきましょう。
共通の友人に相談する
妻のことをよく知っている共通の友人に相談するのもアリです。できれば女性の友人がいいですね。
妻のことを知っている女性の友人であれば、妻が浮気したことに対して
「あの子ならやりかねない」
「あの子に限って浮気なんて・・・」
と率直な意見を言ってくれるはずです。
もし、共通の友人が、また浮気するかもしれないとアドバイスしてくれたら、浮気を繰り返してしまう可能性が高いので離婚を決意したほうがいいかもしれませんね。
カウンセリングを夫婦で受ける
浮気問題に特化した専門の夫婦カウンセラーを夫婦で一緒に受けに行くのもいいですね。
ただし、この方法は妻が夫婦関係をやり直したいと思っている場合に取れる手段です。
万が一、「浮気相手と一緒になりたいから離婚したい」と思っている場合はカウンセリングを一緒に受けに行ってくれることは期待できません。
浮気調査に力を入れている探偵に相談する
浮気調査専門の探偵に相談するのも離婚の判断に迷ったら効果的です。
探偵は、仕事上たくさんの浮気した人や浮気されてきた人を見てきていますので、浮気した原因や浮気の状況から、離婚すべきかどうかの的確なアドバイスをしてくれることが期待できます。
また、「もし離婚したほうがいい」となった場合に慰謝料請求を踏まえて浮気の証拠集めの相談にも乗ってもらえますので一石二鳥です。
参考記事:騙されないで!悪徳探偵の見分け方と騙されないためのチェックポイント
浮気した妻との離婚が決定したらすべきこと
いろいろと考え抜いた結果、妻と離婚すると決めた場合、何から始めればいいのでしょうか。
後々あなたが損をしないために、やっておくべきことを解説していきます。
妻が浮気した原因を探る
離婚するのに浮気した原因なんて知りたくない!と思うかもしれませんが、一方的に妻だけが悪いと決めつけてしまうと離婚協議の時に揉めてしまう可能性が高くなりますので、浮気した原因はしっかりと探っておきましょう。
・寂しかったから
・無理やり誘われたから
・夫より魅力を感じてしまったから
・セックスレスだったから
など、原因を確認しましょう。
また、もし今後あなたが再婚することを考えると、妻が浮気した原因を知っておくことは再婚で同じ失敗をしないためにも役に立つはずです。
妻の浮気の証拠を集める
妻に離婚の話を切り出す前に、浮気の証拠を集めておくことが重要です。
妻の浮気が原因で離婚するのであれば、離婚はあなたに有利な条件で進めていきたいと思いますよね。浮気相手と妻に対して慰謝料請求も考えるでしょう。
正当な金額を受け取るために、浮気の証拠を集めることは必要不可欠です。
ただし、離婚の話を始めてからでは浮気の証拠を取るのが難しくなってしまいますので、離婚の話を切り出す前に探偵に依頼して浮気の証拠を確保しておくのがお勧めです。
親権・養育費について決める
お子さんがいる場合は親権や養育費についても決めていかなければなりません。
ただし、法律上、妻はたとえ浮気していたとしても親権においては有利になってしまいますので、もしあなたが親権を取りたいと考えている場合は、のちの【父親が親権を取りたいときのポイント】でご紹介する内容をしっかりと読んでみてください。
ローンの名義変更をしておく
家や車などローンで支払いをしているものがいくつかあると思います。
結婚していればどちらの名義でも夫婦で支払っているので気にならなかったと思いますが、離婚するのであればローンの債務者と所有者が違っていると後々必ずトラブルになってしまいます。
離婚する際は、ローンの名義変更をしておくか、財産を手放して金銭を財産分与するか対応しておくといいですね。
決定事項が履行されるように文書で残す
財産分与や慰謝料請求、子供の親権や養育費など、離婚する際は本当にいろいろなことを決定していかなければなりません。
そして、その決定事項が本当にその通りに行われるかということが重要になってきます。
そのため、決定事項が履行されるよう、しっかりと文書にして残しておくことが大切です。できれば、拘束力のある公正証書で残しておくことをお勧めします。
公証役場で公証人と呼ばれる法律の専門家に作成してもらうため、1万円程度の手数料がかかりますが、相手が決定事項を無視して支払いを行ったりしてトラブルに発展するのを防げると考えたら決して高くはないでしょう。
浮気相手や妻に慰謝料請求する際に知っておくべきこと
妻の浮気のせいで離婚するわけですから、慰謝料請求はしっかりと行っておくべきです。
慰謝料の相場
不倫慰謝料の相場は150万円~300万円と言われています。
金額に大きな差があるのは、浮気の状況や悪質性によって変わってきます。
あなたの場合、いくらくらいの慰謝料が請求できるのか弁護士など法律のプロに相談して確認してみるといいでしょう。
ちなみに、もし離婚しないけれど浮気相手に慰謝料請求する場合、慰謝料の相場は50万~150万程度になります。
浮気が原因で離婚にまで至ってしまったことを考慮されて、離婚する場合の慰謝料相場が高くなっているのですね。
慰謝料を受け取っても損する場合がある?
夫から妻に慰謝料を請求するケースだと、場合によっては慰謝料請求した夫が損をしてしまうことがあります。
【子供がいて親権が妻にわたった場合】
子供がいて妻が親権者になった場合は父親であるあなたは子供が二十歳になるまで養育費を支払わなければいけません。
慰謝料請求でお金を受け取れたとしてもそれを踏まえた金額の養育費を請求される可能性がありますので、結果としてあなたが損をする恐れがあります。
【退職金をもらっている場合】
あなたが退職金をもらっている、もしくはもらう予定がある場合、退職金は財産分与の対象になります。
自分が勤め上げた会社からの退職金なので、全部自分のものにしたい気持ちはわかりますが、退職金も財産分与の対象と定められているので妻と分けなければいけません。
そして、退職金の金額によっては、慰謝料請求で受け取るお金よりもはるかに高い金額の分与額を支払わなければいけなくなる可能性があり、そうなるとあなたが大きな損をすることになるでしょう。
慰謝料が高額になるのはどんなケース?
慰謝料請求しても場合によっては損をすることはすでにお伝えした通りですが、慰謝料金額が高額になるのであれば、やはりしっかりと請求したほうがいいです。
では慰謝料が高額になるのはどのようなケースかと言えば
・夫婦の婚姻期間が長い
・浮気される前の夫婦関係は良好だった
・浮気が長期にわたっていた、複数回に及んで浮気していた
・浮気相手が夫婦を離婚させるために浮気していた
・浮気によって妻が妊娠した
・浮気していたのに「浮気していない」と否認を続けていた
・浮気発覚後も浮気を繰り返していた
・浮気された側(夫)が精神疾患などを持った
・妻の支払い能力が高い
などの場合です。
浮気の状況が具体的であればあるほど、慰謝料を高額にできる可能性が高まりますので、妻の浮気の証拠は確実に抑えておくべきです。
浮気しても親権は妻が有利|父親が親権を取りたいときのポイント
浮気したのに子供の親権は妻が有利になるのは釈然としませんが、法律上は母親が親権を取るうえで圧倒的に有利です。
では、もしあなたが親権を取りたいと思ったらどういう観点から戦っていけばいいのでしょうか。
養育実績
普段から父親であるあなたが子供の世話をしていたかどうかがポイントになってきます。
子供と一緒に遊んだり、保育園の送り迎えをしていたり、といったことを近所の人や保母さんなどから証明してもらい陳述書として用意するといいですね。
子供の意思
子供が中学生以上で自分の意思を持っていると判断される年齢であれば、子供の意思は尊重されます。
そのため、子供が父親と一緒にいたいと表明すれば親権は取りやすくなります。
生活の現状維持
離婚しても子供の生活環境が大きく変わらなければ親権を取りやすくなります。
反対に、あなたが仕事上転勤が多いなどで転校が増えるとなれば、親権は取りにくくなってしまいます。
妻の監護能力
妻が、子供に虐待をしている、ネグレクトだ、浪費癖がひどい、酒癖が悪い、複数の男性と浮気しているなど、子供の教育上問題があると判断されれば父親であるあなたが親権を取りやすくなります。
交流面会をさせる意思があるか
たとえ妻の浮気が原因で離婚に至ったとしても、子供に会わせないようにする考えだと親権は認められなくなります。
親権を取得する話をする際は、面会交流の条件は頻度、方法について具体的に話をしていくと親権が認められやすくなります。
浮気した妻と離婚・慰謝料請求するなら浮気の証拠が必要不可欠
浮気が原因で妻と離婚することを決心したのであれば、浮気の証拠をつかんでおくことが大切になります。
慰謝料請求する際にも浮気の証拠の提示を求められます。
法的に使える浮気の証拠とは
浮気と一言で言っても、人によって浮気の定義は様々ですよね。
しかし、法律上、浮気というのはパートナー以外の異性と肉体関係を持つこととされますので、肉体関係があったことを証明できるものでなければいけません。
具体的には、
・ラブホテルに出入りする二人の写真や動画
・自宅に出入りする二人の写真や動画
・セックスの最中の写真や動画
・肉体関係があったことを想定できる内容のLINEやメールのやり取り
などです。
参考記事:裁判で勝てる浮気の証拠の集め方|法的に有効な証拠と集める際の注意点
浮気の証拠を掴むには専門家に相談する
前にお伝えしたような浮気の証拠は、自力でつかむのはかなりハードルが高く、浮気調査を自分でしようとすると、相手にバレてしまい、浮気の証拠を隠されてしまうでしょう。
確実に浮気の証拠を入手したいのであれば、浮気調査のプロである探偵に依頼するのがベストです。
探偵は、特殊な訓練を受けていますので、尾行や張り込みをターゲットに気づかれることなく行えますし、使用する機材も特殊なものを使っているので、暗闇でもしっかりとターゲットを撮影することができます。
参考記事:【浮気調査の料金相場】探偵に依頼したときの相場と抑えるコツ&実際の料金例
参考記事:妻の浮気調査を自分で行う方法と探偵に浮気調査を依頼すべき5つの理由
まとめ
妻の浮気を知ったときはパニックになり、許せない気持ちでいっぱいになると思います。
しかし、法に触れるような形で復讐することは絶対にやめましょう。
あなたの今後の未来のために、法律に則って正しい制裁を加え、新しい人生のスタートを切ってくださいね。
浮気についてのご相談や浮気調査のご依頼は無料相談でいつでもお受けしておりますのでお気軽にご相談ください。