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一方的な離婚請求はアリ?子供に会えなくなってしまった夫がすべきこと

ある日突然、妻から一方的に離婚を突き付けられてしまったら、あなたはどうしますか?

 

「どうせ、またいつもの気まぐれだろう」と甘く考えていたのに、子供を連れて荷物をまとめて家を出てしまい、弁護士を通じて離婚請求をしてきたら、「いよいよ本気なのかもしれない」とかなり焦ってしまうと思います。

 

浮気していてそれが妻にバレてしまった、妻に手を上げたことがある、など原因を自覚していれば対処のしようもありますが、全く原因の見当がつかず身に覚えがないとなると、どうしていいかわからないですよね。

 

また、突然子供に会えなくなったら子供が元気にしているのかどうかも気になるでしょう。

 

今回は、妻から一方的に離婚を突き付けられてしまい、子供と会うことすらできなくなってしまった場合、どのように対処していけばいいのか、今すぐ何をすべきなのかをお伝えしていきます。

 

さらに、妻がなぜ突然一方的に離婚したいと言ってきたのか皆目見当もつかない方のために、妻が突然離婚したいと言い出した本当の理由の可能性についても探っていきたいと思います。

 

妻に一方的な離婚を告げられて子供を連れ去られる際の対処法

妻が離婚したがっていて別居を始める場合、妻が子供を連れて家からいなくなってしまうというのはよくあるケースです。

 

愛する妻と子供が突然家からいなくなってしまったら、誰でもショックを受けますし何をどうすればいいのかわからなくなりますよね。

 

離婚したい妻としては子供を連れて出ていくことで本気で離婚したいという意思表示ができますし、夫婦それぞれが親権を持っているので子供を連れて行っても刑事罰に問われることはないため、女性センターや場合によっては弁護士も「子供を連れて出ていったほうが離婚しやすい」などと指導するケースもあるのです。では、このような状況に対してどのように対処していけばいいのでしょう。

 

まずは居場所の確認

ある日突然、妻が子供を連れて家を出て行ってしまった場合、まずは妻と子供が今どこにいるのか、どこで生活しているのか居場所を確認しましょう。

 

今後、妻の要望通り離婚をするにしても、離婚を回避して夫婦関係をやり直すにしても、妻がどこにいるのかわからなければ話し合いすらできません。

 

妻が子供を連れて身を寄せる別居先としては、

✓妻の実家

✓ウィークリーマンションなど賃貸物件

✓シェルターなど公的な施設

✓友人の家

などが確率が高いでしょう。

 

妻に電話やメールをして所在地を知ることができればいいのですが、もし電話にすら出ない、メールも返さない、という場合は探偵に所在調査をしてもらい居場所を突き止めるようにしてください。

 

妻と別居していても子供と面会はできる!

妻が突然子供を連れて出ていってしまった場合「子供ともう二度と会えないのか・・・?」と心配になってしまうかもしれませんが、妻と別居状態になっても子供と面会することは可能ですので、ご安心ください。

 

日本の法律では「子どもと離れて暮らしている人が、子どもと会って交流をする権利」がきちんと定められていて、これを面会交流権と言います。

 

この面会交流権は、子どもと離れて暮らしている人であれば、誰にでも認められていて、たとえ別居中で離婚が成立していない場合であっても認められています。

 

この権利は一見親のための権利のように思えますが、実は子供の権利でもありますので、面会を求められた側は必ず応じなければならないのです。

 

とにかく子供に会いたい!一方的に離婚を突き付けられた夫ができること

愛する妻に一方的に離婚を突き付けられ、大切な子供に会えなくなってしまったら、生きていく気力すら無くしてしまうかもしれません。仕事に行く元気もなくなりますよね。

 

そんなとき、夫はどう対処すればいいのでしょうか。今のこの状況で何をすれば状況が改善される可能性が出てくるのでしょう。

 

離婚したがる妻の気持ちを考える

子供を連れて家を出て、離婚を請求してくるということは、ほとんどのケースで本気で離婚を考えていると言えます。では、なぜ夫とそれほどまでに離婚したいと思ってしまっているのでしょう。

 

「夫のDVに耐えられなくなった」

「夫からのモラハラから逃げたい」

「夫の浮気癖にはうんざり」

など、明らかに夫に原因がある場合もありますが、このような場合は夫にもある程度自覚があるでしょう。

 

なかには

家事や育児をして当たり前という態度に幻滅した」

「昔はかっこよかったけど今のルックスは好きになれない」

「実は浮気していてその人と真剣に付き合いたい」

など、夫からは想像していないような離婚理由かもしれません。

 

いずれにしても、妻が子供を連れて家を出ていったのには必ず確固たる理由があります。その理由を辛抱強く妻に尋ねることや、自分自身に問いかけて思い当たるフシがないか考えることは、妻の気持ちを知る方法になりますし、今後この状況を変えていくうえで必要不可欠なステップと言えます。

 

子供の面会交流を申し込む

最初の章で、妻が突然子供を連れていなくなってしまったときの対処法として、まずすべきなのは妻の別居先を探し出すことだとお伝えしました。

 

妻が子供を連れて出ていった行き先が掴めたら、別居先の子供に面会交流を申し込むことで子供と会うことができるでしょう。

 

仮に夫婦関係が破綻しているとしても、夫は子供の父親であることには変わりありませんし、妻としても離婚して親権を取りたいと考えているはずなので「夫に子供を連れ去られてしまうかも」と思ったり「夫が子供に暴力を振るうかも」と心配したりする状況でない限り、夫が子供と面会できるように認めた方がその後の親権獲得に有利となりますので、面会交流を認めてくれるはずです。

 

面会交流を申し込む場合はまずは直接妻に打診してください。その際、面会場所や面会場所への移動方法、面会の頻度、面会中の連絡方法などを話し合い、決まった内容を必ず書面で残しておくようにしましょう。

 

妻と離婚するにしても離婚を開始したい場合も、まずは子供に会えるようにしておくことが大切です。

 

妻と子供の生活費を支払う

妻と離婚したくない場合や子供とちゃんと面会をさせてほしい場合、妻の印象をよくすることが必要です。そのためにも、妻と子供の生活費をしっかりと支払うことは妻からの印象をよくする効果があると言えます。

 

たとえ別居中であったとしても戸籍上夫婦であることに変わりはなく、夫婦である以上お互いの生活レベルが同等になるように助け合う義務があります。

 

改善すべき点があれば更生する努力をする

もし、妻が別居して子供を連れて行ってまで離婚したがっている原因があなたにある場合は、あなたの行動や態度を改める必要があります。

 

仮に、あなたが浮気していたり、暴力を振るっていたり、モラハラ的な発言をしていたりした場合は今すぐにその行動を辞めましょう。

 

妻からすると子供と夫を会わせることで子供に危険や悪影響が及ぶ可能性があると考えてしまうので、子供と会わせる気がなくなってしまいます。

 

夫婦関係の改善もあなたに非がある場合は改善した姿を見せなければ希望は持てません。以前の態度や言動を改め、更生したことをアピールしていく必要があるのです。

 

離婚したがっている理由や原因が見当たらない場合は調査も検討する

上記で「妻が子供を連れて出ていってしまった原因を予測できていて、その原因が自分にあるとわかっている場合は、更生する努力をする必要がある」とお伝えしましたが、中には、まったくもって妻が離婚したがっている理由がわからないという方もいらっしゃると思います。

 

浮気をしたこともなく、暴力も振るったことがない・・・。

毎日家族のために必死で働いて妻に家事育児の感謝も伝えている・・・。

 

そんな方は妻がなぜ離婚したいと言ってくるのか、自分の何が不満なのか理解できないでしょう。

 

そのような場合は、一度奥様の素行調査をすることをお勧めします。

 

「なぜ妻の素行調査??」と思うかもしれませんが、実は、夫が妻の離婚したがっている理由の見当がつかないケースでは、妻が何かしらをたくらんでいる可能性があるからです。妻の本当の離婚理由を探るためにも、素行調査をすることを検討してみてもいいかもしれません。

 

そもそもなぜ一方的に離婚を言い出し、子供まで連れて行ったのか・・?

妻が一方的に離婚を押し付けてきて、子供まで連れ去られてしまった状況で、その原因や理由が一切わからない状態だと余計に辛く感じるでしょう。

 

何をどう改善してもいいかわからないため、

「もっと●●するから帰ってきてほしい」

「もう二度と●●しないからもう一度やり直そう」

などと妻にアピールすることさえできないのです。

 

そのような場合は、妻の素行調査を探偵に依頼することで離婚したがっている理由が判明することがあります。

 

当事務所にも何度かそのようなご相談でいらっしゃった方がいましたが、調査してみた結果、突然離婚を突き付けられて子供を連れ去り別居した理由で最も多いのが

 

「(妻が)浮気相手と一緒になりたいから」

 

というものでした。

 

もし本当に妻がこうした理由で離婚したがっているのだとすれば、夫はさらにショックを受けるはずですし、身勝手な理由で離婚を突き付け子供まで巻き込んでいる妻に怒りも感じるでしょう。しかし、ここは一度冷静にならなければなりません。

 

別居した状態で無駄に時間が過ぎてしまうと、「浮気相手とは別居してから知り合った」ということにされてしまいますし、別居期間が長くなりすぎると法律的にも「婚姻関係は破綻していた」と判断されてしまい、身勝手な離婚理由が認められてしまう可能性があります。

 

それを防ぐためにも、別居した理由が「浮気相手がいるから」いう身勝手な理由であることを証明するために、何としてでも早い段階で妻と浮気相手の交際の事実を掴み、不倫の証拠を揃えておかなければならないのです。

 

突然の一方的な離婚請求には黒幕が隠れている可能性も・・・?

突然妻が離婚を突き付けてくる場合、その理由が「浮気相手と一緒になりたい」という可能性があることはお伝えしましたが、そのほかにももう一つ考えておかなければならない可能性があります。

 

それが、この身勝手な離婚を支援する黒幕の存在です。身勝手な離婚を支援して費用を稼ごうとする悪質な弁護士が裏に隠れている可能性もあるのです。

 

弁護士であれば離婚に関する法律に精通しているため、どのような状況を生み出せば離婚しやすくなるのか完璧に把握しています。また、うまく妻の希望通りに離婚が成立すれば成功報酬でお金も稼げますし、離婚後毎月支払われるようになる養育費の何割かをもらい続ける契約にすれば離婚支援が終わった後も固定費のようにお金を受け取れることになります。

 

このように、悪徳弁護士が裏で糸を引いて、妻の身勝手な離婚が進められていくケースも中には存在するのです。

 

まとめ

妻から一方的に離婚したいと言い出され、子供まで連れていかれて強硬的に別居されてしまったら、誰でも大きなショックを受けますし、パニックになるでしょう。

 

ご自身に思い当たる節が全くないのであれば、なおさらどうしていいかわからなくなりますよね。

 

妻の離婚したがっている理由に心当たりがあったり、自分が悪いと感じているところがあったりすれば、妻としっかりと話し合い、関係改善に努めたり納得する形での離婚を進めたりすればいいのですが、妻の身勝手な理由で離婚を進めようとしているのであれば、それに屈する必要はありません。

 

しっかりと妻の行動を調査し、浮気などの決定的な証拠を掴んで離婚を拒否してください。また、離婚する場合であっても浮気相手と妻には慰謝料請求を検討したほうが良いですし、親権についてもきちんと考えていくことをお勧めします。

 

いずれにしても、ご自身だけでこの状況を解決することはかなり難しいですので、一度専門家に相談しアドバイスをもらうようにしてみてくださいね。

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