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「離婚弁護士」の真実|離婚を斡旋して慰謝料と養育費をピンハネ!?

「弁護士」と聞くと法律を武器に、理不尽なことに立ち向かっていくヒーローのようなイメージをお持ちの方も多いでしょう。

 

実際、ドラマや映画などで弁護士がテーマとして描かれることも多く、正義の味方として活躍しているところを見て、弁護士に憧れて目指している方もいらっしゃると思います。

 

もちろん、実際に正義の味方として志高く弁護士業をされている先生方も大勢いて、世の中にあふれるトラブルを法律という武器を使って解決されているのは事実なのですが、中には「悪徳弁護士」ともいえる弁護士も存在するのです。

 

そして、その悪徳弁護士は、自分勝手な都合で離婚を希望している女性をターゲットにして顧客として取り込み、相手の男性に理不尽な離婚請求をしたり、報酬として女性から養育費のピンハネを行ったりしているというのです。

 

今回は、「離婚弁護士」からの要求に困ってどうしようもなくなってしまった男性から当探偵事務所に寄せられたご相談をベースに、悪徳弁護士とも言える離婚弁護士の実態について見ていきたいと思います。

 

ある日突然、「離婚弁護士」から慰謝料請求の通知が・・・

先日、当事務所にある男性から電話がかかってきて、「今すぐにでも相談に乗ってほしい」と連絡がありました。

 

ただ事ではないと察した事務所のスタッフが、すぐに無料相談の時間帯を確保し、相談に応じることになりました。

 

当事務所に来た男性 菊池浩二さん(仮名42歳)は、顔色も悪く、あまり寝ていない様子で

「妻が雇ったという弁護士から、300万円の慰謝料請求の通知を受け、離婚をせざるを得ない状況だと言われた。子供もまだ小さいし、自分はどうすればいいのか。」

という趣旨のことを話しました。

 

菊池浩二さんは妻の菊池彩音さん(仮名36歳)と結婚5年目で男の子の3歳のお子さんが一人いました。

 

詳しく内容を掘り下げていくと、菊池さんは、以前から何度も妻に「離婚したい」と言われ続けていたそうです。しかし、色々と夫婦間で問題はあるけれど、自分自身は妻のことをまだ愛しているし、離婚なんてしたくない。子供もまだ小さいので、夫婦としてどうにかやり直したいと考えていたのです。

 

とはいえ、菊池さんと妻の間には以前から大きな問題がありました。それは、妻からのDVです。

 

DVと聞くと、どうしても男性から女性に暴力を振るうというイメージが根強く残っていますが、最近は男性が女性から受ける家庭内暴力(DV)が非常に増えているという現状があります。

 

菊池さんも、妻からのDVに悩む一人でした。妻は非常に精神状態が不安定で、少しの事でも「キレて」しまっていたそうです。

 

菊池さんの体調が悪く、妻が作った料理を少し残してしまった時には料理が乗った皿を投げ飛ばして割ったこともありましたし、菊池さんが家事を手伝おうと洗濯物を干そうとしたらやり方が間違っているとキレて菊池さんの服をビリビリに破いたこともあったそうです。

 

子供ができる前からも妻のヒステリックはありましたが、子供が生まれてからもさらにエスカレートしていったと言います。

 

そして数か月前のある晩、妻のヒステリックが最高潮になってしまったとき、妻が菊池さんに襲い掛かりました。馬乗りになり、首を絞め、近くにあったリモコンで殴りかかろうとしてきたとき、菊池さんは身の危険を感じたことと、妻が恐ろしくなってしまい、自己防衛の反射的な行動で妻を投げ飛ばしました。その際、声を荒げてしまったとも話しています。

 

菊池さんは、初めて妻を投げ飛ばしてしまったことや、声を荒げて妻を否定してしまったことに後悔の念を感じながらも、あのままされるがままにしていたら、自分の身が危なかったし・・・と思いながら悩み続けて過ごしていたところに、「離婚弁護士」からの連絡があったのです。

 

弁護士から

「奥様の彩音さんから、夫の浩二さんから暴力を振るわれたと報告を受けています。証拠の音声もあります。奥様の要望として、あなたとの離婚と慰謝料300万円の請求をされています。」

と通達を受けたと言います。

 

合わせて

✓菊池さんが暴力を振るっている証拠があるので、慰謝料請求は取り下げられないし減額もされない

✓菊池さんが原因で離婚するので養育費も毎月10万円支払うように

ということを言われたそうです。

 

菊池さんから私たち探偵事務所の調査員たちが一連の話を伺って、その時点で少し違和感を持ったのは事実です。

 

「菊池さんはたった一度妻を投げ飛ばしただけなのに、証拠を取れているのは不自然だ・・・」

「わざと菊池さんが自己防衛で暴力的なことをするように仕向けていたのか・・・?」

このように私たち調査員は感じたのです。

 

そして、菊池さんからのご相談を受け、私たちはより詳しくヒアリングと調査を行っていくことにしました。

 

妻の行動調査を行っていくとDV妻とは別の顔が見えてきた・・・!

菊池さんが当事務所にご相談に来られた時、

 

「確かに暴力を仕掛けてきたのは妻の彩音のほうからだったけれど、男女で力の差もあるので、自分が投げ飛ばしたのは本当に良くなかったと思う。

だけど、反省はしているものの、弁護士から慰謝料請求をされて、離婚も突き付けられて、子供とも会えない状態は耐えられない。

なんとか妻とやり直したいし、子供にも会いたい。子供が今どうしているのか、無事なのか知りたい。」

 

と、切実におっしゃっていました。

 

私たち調査員も、菊池さんの話が本当であれば、妻はわざわざ自分で弁護士を雇ってまでの離婚請求やまして慰謝料請求なんてするのだろうかと不審に感じてしまいました。

 

私たち探偵は、普段からあらゆる調査を行っていて、あらゆる夫婦関係を見てきています。ぱっと見は大人しそうで良妻賢母のように見える妻が、浮気調査を行っていく中で、白昼堂々不倫して、家庭内では平気で嘘の自分を偽っている・・・というような女性もたくさん見てきました。

 

そのため、私たちは『探偵の勘』が働き、

 

「もしかしたら奥さんの彩音さんは、不倫をしていて、不倫相手と一緒になるために菊池さんと離婚したいだけなのではないだろうか・・・」

 

と思うようになりました。

 

その仮説を元に、菊池さんに最近の妻の様子をヒアリングし、妻の彩音さんの行動調査(尾行)を行うことにしました。菊池さんの話によると、妻の彩音さんは毎週木曜日は子供の延長保育をお願いしていて、夜遅くまで残業をして帰ってくることが多いと言います。そして、残業して疲れて帰ってきているはずなのに、他の曜日に比べるとヒステリックになることが少なく、菊池さんにDVをすることも木曜日だけはほとんどなかったと言います。

 

私たち調査員は、木曜日が最も怪しいと感じ、木曜日の仕事終わりの時間帯から彩音さんの行動調査を行うことにしました。

 

すると、私たちが睨んでいた通り、彩音さんは残業しているはずの時間帯に別の男性と待ち合わせをし、レストランで食事を済ませ、そのままホテル街へと向かっていったのです。数時間ラブホテルに滞在した後出てきた彩音さんは子供を保育所へ迎えに行き、そのまま自宅に何食わぬ顔で帰っていきました。

 

私たちの調査によって、妻の彩音さんが不倫をしていることが明確になったのです。もちろん、不倫の証拠もこの時点で押さえることができました。

 

妻は「離婚弁護士」に操作されていた!?

通常の不倫調査では、ターゲットが不倫している事実を証明できる証拠が手に入った時点で調査は完了となりますが、今回の案件は少し特殊です。

 

彩音さんが雇ったとされる弁護士からの要求に対して立ち向かっていかなければならないため、もう少し調査を進めていくことにしました。不倫をしている以外に妻の行動に怪しい点はないか、そもそもなぜその弁護士を雇う必要があったのか、その点を明らかにしていくために調査を行いました。

 

すると、休日の昼間の時間帯にカフェに入った彩音さんは誰かと待ち合わせをしている様子でした。

 

「もしかしたら待ち合わせの相手は弁護士かもしれない。」

 

と睨んだ私たちは、待ち合わせ相手を待っているそのスキに、調査員二人がカップルを装って彩音さんの近くの席に座り、会話を捉えるようにセッティングしたのです。

 

私たちの読みはあたり、やはり弁護士バッジを付けた人物が店内に入り、彩音さんと合流しました。

 

弁護士は

「作戦通りに夫からDVを受けたかのような証拠を取れたので慰謝料請求はこのままいけば大丈夫だ」

「取れた慰謝料の30%を報酬としてもらいたい」

「請求する養育費をもっと高額にするために、次は夫の不倫をでっち上げられないか?」

「夫のDVもでっち上げられたのだから不倫の事実も作れるだろう」

「養育費に関しては毎月25%を報酬としてもらいたい」

などと彩音さんに対して話をしているのを聞き取ることができました。

 

彩音さんへの調査を進めた結果、彩音さんは離婚弁護士に「操作」されていたということが明らかになったのです。

 

菊池さんに慰謝料請求したのも、弁護士からの入れ知恵。

菊池さんの暴力をでっち上げたのも、弁護士からの入れ知恵。

さらに次には菊池さんの不倫まででっち上げようとしていることがわかったのです。

 

彩音さんの不倫の事実だけでなく、弁護士とグルになっているという調査結果を合わせて菊池さんに報告した際は、菊池さんは呆然となり、悔しさと悲しさとで大きなショックを受けていました。

 

と同時に、真実がわかったので、取ってもらえた証拠を武器に闘いたい、という意思も私たちに伝えてくれました。

 

離婚を吹き込む悪徳弁護士のあくどい手法

私たちの調査によって、彩音さんが不倫をしている事実、そして弁護士から入れ知恵をされて菊池さんを陥れ、離婚と慰謝料、養育費を奪い取ろうとしている作戦が明らかになりました。

 

これらを証明できれば、逆に菊池さんが相手に対して慰謝料請求することもできますが、菊池さんの要望としては

「慰謝料請求を取り下げてもらい、妻と離婚せずにやり直したい。子供と3人でまた暮らしていきたい。」

というものでした。

 

菊池さん側から慰謝料請求することも相手側を訴えることもしないということだったので、これ以上の調査は打ち切りにして、妻の彩音さんに調査で得られた証拠を提示して菊池さん、彩音さん、調査員で話し合うことにしました。

 

彩音さんはすべての証拠を提示され、観念した様子ですべてを話してくれました。

 

「仕事が忙しく、家事にも育児にも追われて精神的に参ってしまっていた時に、取引先の人と不倫関係になりました。不倫相手といるときは、家のことも育児のことも忘れられて現実逃避することができ、精神的にも安心できたのは事実です。ずっと一緒にいたいとも思いました。

そんなとき、ふと眺めていたSNSに弁護士の広告が流れてきたんです。広告の内容は『夫と別れて不倫相手と幸せになりたい方へ』のような書き方でした。興味本位でネット広告の弁護士に相談してみると『夫が暴力を振るって暴言を吐いているところの証拠を取れば、離婚もできるし、おまけに慰謝料ももらうことができる』と言われ、言われるがままに行動してしまいました。」

 

不倫を助長し、離婚を斡旋し、事実を捻じ曲げて慰謝料も請求することは明らかに弁護士としてやってはいけない違法行為です。彩音さんに提示していた慰謝料の報酬割合も、養育費の報酬割合も、相場よりかなり高い比率になっていて、その点でも悪徳ということができるでしょう。

 

SNSに流れていたという弁護士の広告は、私たちが調べた時にはすでに消されていて見つけることができませんでした。しかし、この手の悪徳弁護士は今後も手を変え品を変え、次々と儲け話を吹っかけていくに違いありません。

 

今後も、次なる「菊池さんと彩音さん」のような夫婦が出てくることになるかもしれないのです。

 

まとめ

妻から「離婚したい」と言われたら、ほとんどの方は「夫婦の問題」「夫として自分が悪かったのか」と考えるでしょう。

 

しかし、今回のケースのように、妻が悪徳弁護士から何かしらを吹き込まれて操作されている可能性も否定できません。

 

これは、弁護士として明らかに違法行為ですが、法律に関しての知識を持っている弁護士を相手に一般の方が対等に戦っていくことはかなり厳しいでしょう。こちらが悪いという証拠をでっち上げられてしまえば、なおさら相手の言いなりになるしかなくなってしまいます。

 

もし、あなたが現在、夫婦関係に悩んでいて、不利な立場を取らされているのであれば、一度調査の専門家に相談してみることをお勧めします。今回のように、探偵が調査した結果、あなたが思いもかけないような真実が隠されているとわかるかもしれないのです。

 

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