【不倫の慰謝料請求をしたい】浮気相手がわからない場合の対処法とは

パートナーが浮気しているとわかったら、浮気相手に慰謝料請求をしてお金をきっちり払ってもらいたいと思いますよね。
しかし、パートナーが浮気している痕跡はあるけど、浮気相手の名前や住所、職場など、どこの誰だかわからないというケースも少なくありません。
そこで今回は、浮気の慰謝料請求をする際に必要な相手の情報や、浮気相手の名前や住所がわからない場合に調べる方法、そして自力で調べられない場合の対処法についてお伝えしていきます。
浮気相手が誰かまったくわからない場合でも慰謝料請求を諦めるのは早いですよ!
Contents
浮気相手が誰かわからないけど慰謝料請求したい!慰謝料請求は可能?
「慰謝料請求をしたいけど、浮気相手が誰かまったく見当もつかない!相手がわからなくても慰謝料請求できますか?」
というご相談は当探偵事務所にも多く寄せられます。
結論から言うと、相手がわからなければ、慰謝料請求はできません。
慰謝料請求するためには、請求先となる個人を特定する必要があり、名前も住所も分からない場合、個人を特定できないからです。
浮気の慰謝料を請求するためにはどんな情報が必要?
最初に言ってしまうと、浮気の慰謝料請求するためには
・浮気相手の名前
・浮気相手の住所もしくは勤務先
の情報が必要です。
浮気相手の名前+住所がわかる場合
この場合は慰謝料請求が可能です。
弁護士から慰謝料請求のための通知書を送付することも、裁判所に訴訟を提起することも可能となります。
浮気相手の名前+勤務先がわかる場合
この場合も慰謝料請求が可能です。
ただし、勤務先に慰謝料請求のための通知書を送付するのは、相手の職場での待遇に与えるインパクトが大きくなるので、できれば弁護士名や法律事務所名を伏せて職場に送ったり、自宅の住所に送ったりというような配慮は必要になるでしょう。
浮気相手の名前だけがわかる場合
この場合は、慰謝料請求ができません。
弁護士からの慰謝料請求の通知書も送れませんし、裁判所からの訴訟書類も送れないからです。
ですので、相手の職場か住所のどちらかの情報を手に入れることが必要になります。
浮気相手の住所OR勤務先だけがわかる場合
この場合も慰謝料請求ができません。
すでに述べたように、慰謝料請求するためには個人を特定する必要があり、名前がわからなければ個人を特定できないため、慰謝料請求ができないのです。
ただ、住所や勤務先がわかっていれば、浮気相手の名前を調べるのは比較的容易にできるでしょう。
浮気相手の名前や住所を調べる方法
浮気相手の名前や住んでいる場所はわからないけど、電話番号やLINEなら知っている!というケースもありますよね。
その場合の相手の名前や住所を調べる方法をご紹介しましょう。
浮気相手の電話番号から調べる
パートナーのスマホに履歴が残っていれば、浮気相手の電話番号はわかることがあります。
その場合は、弁護士に依頼して、弁護士会照会を行ってもらえば、携帯電話のキャリア会社から契約者情報を回答してもらうことが可能です。
ただし、浮気相手のキャリアがソフトバンクだった場合は回答に応じてくれないこともあります。また、弁護士に弁護士会照会だけを依頼することはできないので、慰謝料請求の手続きそのものを依頼する必要があります。
浮気相手のメールアドレスから調べる
わかっている浮気相手のメールアドレスが〜@docomo.ne.jpや〜@ezweb.ne.jpや 〜@softbank.ne.jpなどのキャリアのメールアドレス場合、電話番号と同様に弁護士に弁護士照会を行ってもらえば、契約者情報を回答してもらえます。
ただし、こちらもソフトバンクの場合は回答に応じてくれないこともあることは知っておきましょう。
また、Gmailなど海外企業のアドレスの場合も回答してもらえません。
浮気相手のLINEのIDから調べる
LINEのIDがわかっていれば、LINE株式会社に弁護士から弁護士照会を行ってもらい、登録の際の電話番号を回答してもらうことができます。
その電話番号を用いて携帯電話会社に問い合わせれば契約者情報を手に入れることができます。
ただ、LINEの登録名だけでは照会できないのでLINEのIDがわかる場合にのみこの方法が可能です。
参考記事:LINEで浮気調査する方法と相手のLINEを監視できる浮気調査アプリ
浮気相手の情報が全くないときはどうやって調べればいいの?
浮気相手の電話番号もLINEもメールアドレスも何の情報もない!!という場合は途方にくれてしまうと思いますが、調べる方法はちゃんとあります。
探偵に調査を依頼する
パートナーも浮気を隠しているし、浮気相手の情報が全くつかめない!という場合は、探偵に調査を依頼するのが一番確実です。
浮気調査として浮気現場を抑え、その後浮気相手を尾行することで住所や勤務先が判明することも多いです。
浮気現場の写真を抑えることができれば、慰謝料請求の際の有力な証拠にもできますので、一石二鳥ですね。
関連記事:浮気調査を探偵に依頼するときの後悔しない選び方と失敗しないコツ
浮気相手の名前や住所について調べるときの注意点
慰謝料請求したいのに相手の名前や住所がわからないと、「早く情報を掴まなきゃ」と焦ってしまうと思います。
しかし、浮気相手の情報を集めるときに注意すべきことがありますので、必ず守るようにしてくださいね。
パートナーを問い詰めない
浮気していることが確実な場合、ついついパートナーを問い詰めて浮気相手の情報を聞き出そうとしてしまいがちですが、これは絶対にやめましょう。
問い詰めたところで相手の情報を言ってくれることはあまり期待できませんし、パートナーの警戒心が強くなってしまって浮気調査する際の弊害になってしまうこともあります。
特に、夫婦関係を修復したいと考えている方は、パートナーを問い詰める行為は絶対にしないほうがいいでしょう。
法に触れる方法で調べない
浮気の証拠や浮気相手の情報を掴みたいがために、法に触れる方法で調べようとする方がいらっしゃいますが、極めて危険です。
あなたが浮気の被害者であるはずなのに、違法なやり方で調べることによって、逆にあなたが訴えられてしまうこともあるのです。
違法なアプリを使ったり、相手に許可なくスマホの中身を盗み見たり、スマホのデータを勝手に抜き取ったりする行為はプライバシー侵害などの罪に問われることもあります。
浮気相手の情報を掴みたい場合は、探偵業法をしっかりと守って運営している探偵事務所に依頼するのが安全ですね。
参考記事:難易度別|浮気調査を自分で行う8つの方法と自力で調査するリスク
慰謝料請求を成功させるためには浮気相手の情報だけでは不十分!?
慰謝料請求するためには、浮気相手がどこの誰なのか特定する必要があることはすでにお伝えしましたよね。
浮気相手の名前と住所がわかれば慰謝料請求すること自体は可能になりますが、慰謝料請求が成功するかどうかはまた別問題です。
つまり、慰謝料請求をしたけど相手が支払いに応じない、裁判になっても勝てない、ということもありえるのです。
慰謝料請求を成功させ、しっかりと浮気相手にお金を支払ってもらうためには何が必要なのでしょうか。
浮気の証拠が必要
慰謝料請求の金額をあげ、その支払いに応じさせるためには浮気の証拠が必要です。
特に裁判になった際は、法的に認められる浮気の証拠=肉体関係があったことを証明できる証拠が取れるかどうかが肝になります。
法的に有効な証拠を確保するためには、高度な張り込みや尾行の技術が必要になりますので、探偵に調査を依頼したほうがいいでしょう。
請求方法やノウハウが重要
慰謝料請求する際の請求方法や、相手に払わせるためのノウハウも重要になってきます。
これに関しては、法律のプロである弁護士に相談しておくのがベストです。
探偵に浮気の証拠を掴んでもらい、弁護士に慰謝料請求の手続きをお願いするという流れになることが多いので、できれば弁護士とつながりのある探偵に調査を依頼すると、トータルでサポートしてもらえるので安心ですね。
まとめ|浮気相手がわからなくても慰謝料請求を諦めてはダメ!
浮気相手がだれかわからないために、慰謝料請求を諦めるしかないと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事でご紹介した方法を参考にしていただければ、浮気相手の情報を確保したり、浮気の証拠を掴むことも可能になるはずです。
慰謝料請求を諦めて泣き寝入りする必要はありません!しっかりと慰謝料を支払ってもらい、浮気に対しての罪をきちんと償ってもらいましょう。