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GPS発見は警察にお願いできる?GPSが仕掛けられるケースと発見する方法

最近、何か身の回りで変わったことは起きていませんか?

 

「いつも誰かに見張られているような気がする」

「妻にどこに行ったか話していないのに全部知っている・・・?」

など、何か腑に落ちないことが起きているのであれば、GPSで監視され、あなたの行動が犯人に筒抜けになっているかもしれません。

 

GPSを仕掛けた犯人は、あなたの夫や妻かもしれませんし、ストーカーや会社の社長かもしれません。いずれにしても、あなたの行動がすべて相手に筒抜けになっていることによって、さらなる被害が発生してしまう危険性があります。

 

もしかしてGPSが仕掛けられているかもしれないと不安に思ったら、すぐに発見のための行動を起こすことが大切です。しかし、GPSを発見すると言っても誰に頼めばいいのだろう、警察は発見調査をしてくれるのかどうか、などいろいろ疑問が浮かんできますよね。

 

今回は、GPS被害について、どのような場合にGPSが仕掛けられることがあるのか、発見する方法にはどのような選択肢があるのか、また、警察にGPSの相談をして対応してくれるのかどうかについて詳しく見ていきます。

 

GPSが仕掛けられるケースとは

GPSが仕掛けられているかもしれないと思った時、すぐに「きっとあの人が仕掛けたのだろう」とわかればいいのですが、多くの方が、いったい誰がなんの目的のために仕掛けたのか、すぐには想像できないのではないでしょうか。

 

ここでは、GPSが仕掛けられるケースとしてどのような場合が多いか見ていきます。犯人を想定する際の参考にしてみてください。

 

パートナーが浮気を疑って仕掛ける

あなたは浮気していませんか?もしくは浮気を疑われるような怪しい行動はとっていませんか?

 

GPSを仕掛ける犯人として最も多いのが、自分の妻や夫です。あなたの浮気を疑っていて、浮気の決定的瞬間(ラブホテルに出入りする瞬間や浮気相手の部屋に出入りする瞬間)を捉えるために、あなたの行動を把握しておきたいという理由から仕掛けているのです。

 

夫や妻が自分でGPSを入手して自分で仕掛けているのであれば、こちらも自力で発見できる可能性はありますが、もしプロの探偵にGPS調査を依頼していたとすると、素人では発見することはほぼ不可能でしょう。

 

パートナーの浮気相手が仕掛ける

あなたではなく、パートナーが浮気していた場合、浮気相手があなたにGPSを仕掛けて行動を見張っているというケースもあります。

 

浮気相手が奥さんや旦那さんの車にGPSを仕掛ける理由は様々です。単純に自分が愛している人の奥さんや旦那さんの行動が気になって知りたかったという場合もありますし、奥さんや旦那さんも同じように浮気していることがわかれば、それを理由に離婚を切り出させて自分と再婚してもらいたいという思惑がある場合もあります。

 

GPSを仕掛けた理由がなんであるにしても、見ず知らずの人から行動を監視されるのは不気味ですし、すぐにでも辞めてもらいたいですよね。

 

会社が業務中の行動を監視するために仕掛ける

会社で営業職などをしていると、業務時間中に車で外回りをすることも多いと思います。車での外回りは社長や上司からの目から解放されて少しリラックスできる時間だという方もいらっしゃるでしょう。

 

一方で、会社の経営者からすると、外回り中にサボっていないか、パチンコなどに行っていないか、など不安な時間でもあります。そのため、会社の経営者が業務中の行動を把握し、サボっていないかどうかを監視するために社員の車にGPSを仕掛けるという場合もあります。

 

会社の車にGPSを仕掛けられることに関しては、こちらの【社員に割り当てた社用車にGPS|これって違法?GPSを発見する方法とは】でより詳しく解説していますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。

 

ストーカーが行動を把握するために仕掛ける

GPSが仕掛けられるケースとして最も注意しなければならないのが、ストーカーによって仕掛けられるケースです。

 

誰でも、好きな人がいつどこでどんなことをしているのか、気にはなると思いますが、無断でGPSを仕掛けて勝手に行動を把握されるのは度が過ぎていますし、ストーカーに自分の居場所が逐一把握されているのはかなり危険です。

 

ストーカーに行動がすべて把握されているような気がする・・・他にも不審な出来事が周りで起こっている・・・という場合はすぐにGPSを発見するための行動を起こすようにしてください。

 

警察が内偵捜査のために仕掛ける

ケースとしてはあまり多くありませんが、警察が内偵捜査のために仕掛けているという場合もあります。内偵捜査とは、犯罪が行われたという可能性があり、疑わしいものの、決定的な証拠が足りない場合に、被疑者に気づかれないように秘密裏に捜査を進める方法のことを指します。

 

つまり、あなたが何らかの犯罪に関与していることが疑われている場合に警察によってGPSを仕掛けられて行動を把握されている可能性もあるということです。

 

車に無断でGPSを仕掛けた犯人に問える可能性のある罪

GPSが無断で仕掛けられていたら、気味が悪いですし、行動が筒抜けになっていてとても大きな不安を感じますよね。早く仕掛けた犯人を特定するべきですが、仮に犯人を特定出来たらどのような罪に問うことができるのでしょうか。

 

ストーカー規制法違反

つきまといや監視、待ち伏せなどの行為を繰り返しておこなうと、ストーカー規制法に違反するストーカー行為として処罰されます。

 

もともとGPSによる行動監視は規制対象外でしたが、GPSを悪用したストーカー事案が発生したことから、令和3年に改正されたストーカー規制法では、相手に無断でGPSなどを仕掛ける行為が規制され、ストーカー規制法違反になりました。

 

そのため、GPSを仕掛けた犯人を特定し、その証拠を掴めればストーカー規制法違反で訴えることができるようになったのです。

 

迷惑防止条例違反

ストーカー規制法はあくまでも恋愛感情や好意の感情、またはこれらが満たされないことによって相手に恨みを持っている場合のつきまといなどの行為を規制するものですが、恋愛感情などと関係のない場合での行為であれば、都道府県が定める「迷惑防止条例」に違反するおそれがあります。

 

例えば、近隣トラブルがエスカレートすることによって特定の相手に妬みをもち、GPSを仕掛ける嫌がらせをすると言ったような場合は、迷惑防止条例に違反すると考えられます。

 

相手の車にGPSを仕掛けることで行動を監視すれば迷惑防止条例が禁止している「見張り」などに該当する可能性が高くなるのです。

 

住居侵入罪

GPSを仕掛けるために相手のガレージや駐車場などに立ち入ったりすると、住居侵入罪もしくは建造物侵入罪に問うことができる可能性があります。

 

住宅の部屋だけでなく住宅やマンションに付属して塀やフェンスなどで囲まれている場所も住居侵入罪・建造物侵入罪の対象となりますので駐車場もそれに該当します。

 

注意すべきなのが夫婦が別居している場合に関してですが、夫婦が別居し、夫は別のマンションに住み、夫名義の住宅に妻が住んでいるケースなどでは、夫が妻の住んでいる住宅に無断で侵入すれば住居侵入罪が成立します。

 

器物損壊罪

GPSを仕掛ける際に車の一部分を破損させるなどの行為があれば、器物損壊罪が成立します。

 

たとえば、GPSを仕掛けるために車の底面の一部に穴を開けたり、何かを取り外していたり、ビスなどで固定したりしていた場合は、器物損壊罪に問うことができる可能性が高いと言えます。

 

仕掛けられたGPSを発見する方法

GPSが仕掛けられていることがもし本当だとすると、GPSによってあなたの行動はすべて仕掛けた犯人に筒抜けになってしまっています。では、どのように仕掛けられたGPSを見つけ出せばいいのでしょうか。

 

自力で探す

まずは自力で探すという方法です。自力で探す場合には目視で見つける方法とGPS発見器を自前で用意して探す方法があります。

 

目視で見つける方法はお金もかかりませんし、今すぐにできるのでまずはこちらから試してみると良いでしょう。GPSはターゲットとする人物の位置情報を収集するものなので、基本的にターゲットと一緒に移動するものに設置されます。

 

仕掛けられやすい場所ナンバーワンは、あなたの自家用車です。車移動がメインの方は車にGPSが仕掛けられている可能性が極めて高いです。車を持っていなかったり、めったに車で移動しなかったりする場合は、よく使っているカバンなどに仕掛けられることが多いです。

 

車に仕掛けられたGPSを目視で探す場合は、

・ダッシュボードの中

・座席の下

・座席後ろのシートポケット

・サンバイザーの中

・ルームランプの中

・車内に置いているぬいぐるみなどの周辺

・トランクの内部

・タイヤの周辺

・バンパーの裏

あたりを重点的に探してみてください。

 

車以外の場所を探す場合は

・カバンの中

・カバンのポケット

・上着のポケット

・化粧ポーチの中

などを探してみてください。

 

GPS発見器を使う場合はインターネットや電気屋でGPS発見器を購入して調べていきます。目視よりも手っ取り早い方法ではあるのですが、GPSの種類によっては発見器では反応せず見つけられないものもありますので、目視で発見できなければ、すぐに専門家に相談するのがお勧めです。

 

探偵に調査を依頼する

夫や妻が自力で仕掛けていたり、ストーカーが自分で仕掛けていたりなど、素人が仕掛けたGPSであれば、素人の方でも目視で発見できる可能性もありますので、しっかりと観察して調べていけば見つけられるでしょう。

 

しかし、中には相手もプロに依頼して仕掛けてもらっているケースもありますし、警察が内偵捜査のために仕掛けていることもありますので、そうなると素人の方ではなかなか自力で発見することは難しいです。プロが仕掛ける方法は素人とはまったく違っていて、どれだけ注意深く見ても見つけられないような場所に仕掛けているのです。

 

また、GSP発見器も先ほどお伝えしたように、すべての種類のGPSを発見できるようにはなっていないので、費用がかかってしまう上に確実性は高いとは言えません。

 

最も確実にGPSを発見する方法としては、やはりこちらもプロの探偵に発見調査を依頼する方法でしょう。探偵であれば発見のための専用の機材を使いますし、ノウハウも豊富にありますので、車の座席の中や機器の中に仕掛けられている場合、バッテリーと連結させた複雑な種類のGPSの場合であっても隅々まで調べて発見してくれます。

 

探偵にGPSの発見調査を依頼するもう一つの大きなメリットとしては、仕掛けた犯人と犯人の目的まで調査してくれるという点です。自力で探してみて、仮にGPSを発見できたとしても誰がなんの目的で仕掛けたのかまではわかりません。

 

探偵であれば、GPSを発見した後も、誰が仕掛けたのか、なんの目的で仕掛けたのか、という根本的な解決に向けた調査も行ってくれますし、犯人が仕掛けたという決定的な証拠も取ってくれますので、犯人も言い逃れができなくなります。

 

仕掛けられたGPSは、発見できたとしてもそのまま外すだけになってしまうと、誰が仕掛けたのかわかりませんし、再び仕掛けられてしまう恐れもあるのです。

 

自動車整備工場で見てもらう

仕掛けられたGPSをより確実に、より安全に見つけるにはプロの探偵に依頼するのがベストですが、もう少し気軽に見つけたい、探偵に依頼するのは少し気が引ける、という方もいらっしゃるでしょう。

 

その場合、自動車整備工場で見てもらうという手もあります。(車に仕掛けられている可能性の場合のみ)

 

自動車の整備士は車のプロなので、何がどこに設置されているか把握していますので、少しでも変わったものや不審なものが取り付けられていればすぐに気が付きます。特に、車体の裏側は素人ではなかなか詳細に探すことが難しいと思いますので、気になる方は自動車整備工場で相談してみても良いでしょう。

 

なお、当事務所ではGPS発見調査のために、専属の自動車整備工場とも連携していますので、まずは車のチェックだけをお願いしたいという場合のご相談も対応可能です。

 

GPSの発見捜査を警察にお願いするのはアリ?ナシ?

GPSが仕掛けられているというと、何か事件に巻き込まれているのかもしれないと不安になりますよね。事件に巻き込まれている可能性があるなら、GPSが仕掛けられていることを警察に相談したほうがいいのでは?と思う方も多いと思います。

 

GPSの発見調査を警察にお願いすることはできるのでしょうか。

 

結論から言うと、警察にGPSの発見調査はお願いしないのがベターでしょう。なぜなら、警察はそのような緊急性が高いとは言えない案件に対して積極的に動いてくれないからです。

 

GPSが仕掛けられるケースとして最も多いのが、パートナーの浮気を疑っている配偶者が仕掛けるケースです。これは、凶悪な事件に発展する可能性は極めて低いと判断されるため、GPSの発見に警察が対応することはまずありません。

 

仕掛けた犯人がストーカーである場合は、深刻な事件に発展する危険性がありますが、それでも「ストーカーが仕掛けたという証拠」や「ほかにも嫌がらせを受けている証拠」、「事件に発展する可能性がある証拠」を提示しなければ警察が動いてくれることはあまり期待できません。

 

「GPSが車に仕掛けられていました」と相談に行ったとしてもGPSを回収されて終わってしまうので、犯人が誰か掴むこともできませんし、犯人が仕掛けたという証拠を取ることもできなくなってしまいます。

 

そのため、GPSが仕掛けられているかもしれないと思ったときは、警察に相談に行くのではなく、探偵に相談して、GPSの発見とともに犯人の特定や犯人の目的を調査してもらうのが一番安全と言えるのです。

 

まとめ

GPSが仕掛けられていると思ったら、居ても立っても居られなくなりますし、早く取り外して安心したいと思いますよね。

 

もちろん、GPSの発見調査は出来るだけ早く行うべきですが、GPSは発見して取り外して終わりにするだけでは本当の解決にはなりません。

 

GPSを仕掛けた犯人を特定し、その目的もはっきりさせることで再発防止にもつながりますし、問題の解決にもつながります。

 

また、GPSを仕掛けるという行為を罪に問うことができるとお伝えしましたが、犯人に対して罪を問うためには、やはり証拠が必要不可欠です。

 

GPSを早急に発見し、犯人を特定してその証拠を掴むためにも、信頼できる探偵にGPS発見調査を依頼することをお勧めします。

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