GPSを見つけてしまった!どうすればいい?GPSを見つけた後の対処法とは

「なぜか妻がいつも私の行動範囲を把握している」
「もしかしてGPSが取り付けられているのでは?」
このような不安や違和感を持ったことがある方も多いのではないでしょうか。
GPSが仕掛けられているかもしれないと感じ、自分で車の中やカバンの中を調べてみたら、何やら怪しい黒い箱のようなものが見つかったという方もいらっしゃるかもしれません。
何者かによって仕掛けられたGPSを発見できたのはいいですが、このあとどうすればいいのかさっぱりわからないですよね。自分で外していいものなのか?警察に届けるべきなのか?怪しい人物に問いただすべきなのか?どうすればいいのかわからず困惑してしまうでしょう。
GPSは発見すること自体がとても難しいものなのですが、GPSを発見できた後の対処法を間違ってしまうとさらなる被害を招きかねませんし、仕掛けた犯人を特定することも難しくなってしまうため、発見した後の行動は慎重に判断していかなければなりません。
そこで今回は、仕掛けられたGPSを発見した後どのように対処していけばいいのか、なぜGPSは仕掛けられていたのか、GPSの発見や見つけた後の注意点は何か、などを詳しく解説していきます。
Contents
GPSを見つけたけど、誰がなんの目的で仕掛けたの?
なんだか最近、身の回りで不審な事が起こっていると感じて調べてみると、車の中から見覚えのないGPSのようなものが出てきた・・・
という事態になった場合、まず考えるのは「誰が仕掛けたのだろう」ということでしょう。
GPSは誰がなんの目的のために仕掛けるのでしょうか。
浮気調査
GPSを仕掛ける目的で最も多いのが浮気しているかどうかを調べるためです。そのため、仕掛けた犯人はあなたの浮気を疑う妻や夫、もしくは依頼された専門業者ということになります。
浮気相手といつどこで会っているのか見当もつかない場合、GPSを仕掛けることであなたの動きがわかりますし、明らかにラブホテル街に長時間滞在していることがGPSの情報からわかれば、証拠を取るために現地に向かうことも可能です。
あなたの車やカバンからGPSが見つかったら、パートナーに浮気を疑われている可能性が高いと言えるでしょう。
ストーカー行為のため
あなたに一方的に好意を寄せているストーカーがGPSを仕掛けるケースもあります。GPSの情報によってあなたが今どこにいるのかを把握することができるので、ストーカーにしてみればとても好都合な道具なのです。
もし、GPSがストーカーによって仕掛けられたものであるとすれば、GPSを取り外しただけでは根本的な問題解決にはなりませんので、後ほど解説することに注意しながらしっかりと対処していくことが重要になります。
空き巣に入るため
あなたの家に空き巣に入ることを目論んでいる泥棒がGPSを仕掛ける場合もあります。
空き巣が車にGPSを仕掛けていて、さらにあなたの家族構成まで把握できていれば、家族全員が車に乗り込むことさえ確認できれば、GPSの位置情報からどのくらいの時間、家に誰も帰ってこないかがわかります。
空き巣としてはGPS情報を確認しながら家の人に見つかることなくじっくりと家の中を物色できるため、空き巣犯罪にGPSを悪用することがあるのです。
仕掛けられたGPSを見つけた!このあとどうすればいい?
GPSは通常、簡単には見つけられないような場所に仕掛けられていますし、プロが設置すれば巧妙に隠して設置するため、まず素人では見つけることができません。
ただし、GPSを仕掛けた犯人が素人の場合は、徹底的に目視で確認していけばプロでなくても発見できる場合もあります。では、もしGPSを見つけてしまったらどのように対処していけばいいのでしょうか。
自分では外さない
GPSを自力で見つけることは難しいのですが、もし万が一GPSを自分で見つけたとしても安易に触ったり解除しようとしたりしないで下さい。
感電するリスクがありますし、設置したのがストーカーだった場合は逆上されて事件に発展する危険性があります。
また、設置した犯人があなたの浮気を疑う妻や夫だった場合は、GPSの存在がバレてしまったと分かると、次はより巧妙にGPSなどを仕掛けたり、調査を念入りにしたりする可能性があります。
さらに、GPSを外してしまうと、妻や夫が仕掛けたという証拠を取ることができず、証拠も隠滅されてしまいますので、自分で勝手に外すのは避けるべきです。プロに相談し、GPSをトラップにしてGPSを仕掛けた犯人を特定し、その証拠も掴むのが得策です。
監視されていることを想定して行動する
GPSを取り付けているということは、あなたの行動を監視しているのと同義です。仮にGPSを取り付けたのは車にだけだったとしても、犯人は車から降りた後のあなたの行動も監視している可能性が高いです。
必ず、監視されているということを想定し、身の回りの安全には十分に注意して行動してください。
GPSを仕掛けた犯人の目的の多くは浮気調査のためですが、中にはストーカーや空き巣を狙った人物が仕掛けていることもあります。見張られていることを想定し、できるだけ人通りの少ない暗い道は避け、家の戸締りはしっかりするなど、いつもより気をつけたほうが良いでしょう。
警察に相談する
GPSを見つけたということ以外にも、怪文書を送られた、毎日後をつけられている、自動車にいたずらをされている、嫌がらせを受けているなど、明らかに身の危険を感じるような場合には、警察に相談するというのも一つの対処法です。
GPSを仕掛けた犯人がストーカーであなたを付け回している場合、身の危険が迫っているということも否定できません。GPSの他にも怪文書や無言電話、嫌がらせ行為などを受けていて、身の危険を感じるようであれば、すぐに警察に相談しましょう。
ただし、警察ではバッテリーと連結させたGPSのように、解除に専門的な機会知識が必要な種類のGPSだと取り外しができない場合がありますし、警察が緊急性や事件性が低いと判断したら、GPSを仕掛けた犯人を捕まえるための捜査に踏み切ってもらえません。
また、GPSを仕掛けたのがあなたの浮気を疑う妻や夫であった場合は、もちろん緊急性が高いとは言えませんので、たいして取り合ってもらえず、さらには妻や夫がGPSを仕掛けたという証拠も取れずに終わってしまいます。
身の危険を感じるような緊急性や事件性があまりない場合は警察に相談してもあまり意味がないこともあります。
探偵に相談する
GPSを自分で見つけてしまったときの一番お勧めの対処法は探偵に相談するということです。
探偵であれば巧妙に仕掛けられたGPSも安全に取り外しができます。
また、GPSを仕掛けたのがストーカーだった場合は、GPSを取り外すだけでは根本的な解決になりませんが、探偵であれば仕掛けられたGPSをおとりにつかって犯人をおびき出し犯人を特定し証拠を集めてくれることも可能です。
仕掛けたのがあなたの浮気を疑った妻や夫である場合も、あなたに有利になるような証拠集めをしてくれます。例えば妻があなたの浮気を疑ってGPSを設置していた場合、「ここで外してしまうとGPSを仕掛けたという証拠が不十分なので、気づかないフリをしてしばらく泳がせましょう」という調査の方針を示してくれます。
後ほどお伝えしますが、GPSを勝手に仕掛けることは違法性があるため、妻や夫であろうとGPSを設置したという証拠が掴めれば離婚や慰謝料請求で有利に動けます。
GPS回収の専門業者に相談しても、GPSを回収されてしまって終わりですし、警察に相談しても犯人を捕まえてくれるわけでもなく、その後の対応についてのアドバイスももらえません。GPSを見つけた後のより有益な対応を取るためには探偵に相談して、犯人を特定してもらい、証拠を掴んでもらうのが最も解決への近道と言えます。
GPSを仕掛けるのは違法性あり?見つけたらしっかりと対処しよう
「GPSを仕掛けたのは家族である妻だし、自分も少し浮気の経験があるし・・・」とGPSを仕掛けられたことをなかったことにしようとする方もいますが、GPSを許可なく設置し、勝手にGPSの位置情報を収集するのは違法です。
泣き寝入りせず、我慢せずしっかりと対処していきましょう。
具体的には以下のような罪に問える可能性があります。
✓プライバシー権の侵害
←他人の位置情報や行動経路を勝手に収集していた
✓不法侵入
←GPSを仕掛けるために敷地内に勝手に入った
✓不正アクセス禁止法違反
←GPS付の監視アプリをあなたのスマホに勝手にダウンロードした場合など
仮にあなたが浮気をしていたとしても、違法性の高い方法でGPS情報を入手していたのであれば、放っておくべきではありません。きちんと、GPSを仕掛けたという証拠を入手して闘うべきなのです。
まとめ
GPSは位置情報を得るだけなので、盗聴や盗撮より甘く見られがちですが、あなたが今現在どこにいてどのような行動パターンを取っているかが犯人に知られるということはかなり危険なことです。
GPSが仕掛けられていた場合、すぐにでも取り外したいと考えるかと思いますが、仕掛けた犯人が誰なのか、どのような目的で仕掛けたのかということをしっかりと判明させなければ再び被害に遭う可能性が高くなります。
また、夫や妻がGPSを仕掛けていた場合、その証拠があれば離婚や慰謝料請求、話し合いや交渉において自分に有利に進めることができます。
GPSを見つけた後の行動によって、いずれの場合も結果が大きく変わってきますので、今回の記事を参考にしていただき、正しく対処していくようにしてください。