上田市で近所トラブルに遭った時の相談先|警察は動いてくれる?

夢のマイホームや新築のマンションに引っ越してくると誰でもワクワクしてこれからの生活が楽しみになりますよね。
しかし、思い描いていたような楽しい毎日を壊すきっかけとなる近所トラブルが年々増加しています。
今回は、住みやすい地域として人気の長野県上田市にお住いの方に向けて、近所トラブルに巻き込まれてしまった場合の相談先や、近所トラブルに対応するための証拠集め、近所トラブルを警察に相談した時の対応などについてご説明していきます。
Contents
上田市は本当に住みやすい?治安はいいの?
上田市に引っ越してきたばかりの方や、今後上田市への引っ越しを考えている方は、「上田市って本当に住みやすい?」「上田市の治安ってどう?」と上田市が住みやすい場所なのかどうか気になるでしょう。
上田市は、長野県の東部に位置している市で、東信地方の中心都市として栄えている地域です。県内では長野市、松本市に次ぐ規模の都市で、買い物には困りませんし生活に必要なものはすぐに手に入る地域なのでとても住みやすい地域として人気のエリアです。
実際、上田市は子育てもしやすく生活もしやすいので、移住先や引越先として選ぶ人も多い地域です。
上田市には観光スポットや大きな商業施設もあるので観光客が多く、時期によってはひったくりや車上荒らしなどの軽犯罪はありますが、基本的には治安は良いほうでしょう。
適度な田舎具合なのでご近所との付き合いもあり、都会から引っ越してきた人たちは、近所の人たちとのつながりを感じられて人と人との温かさを感じるかもしれません。
ただ、近所の人たちとの付き合いがある程度ある分、ちょっとしたことがきっかけで近所トラブルに発展することも否めません。引っ越してきたばかりの人で地域のルールがわかっていないことから揉め事が起こることもありますし、自分では気にならない生活音が相手に不快感を与えていることもあるでしょう。ママ友同士の関係性が悪化して近所トラブルに発展することも珍しくありません。
このように、上田市自体は住みやすく生活しやすい地域ではありますが、近所トラブルがない地域かと言えば決してそうではないのです。実際、当事務所にも上田市にお住いの方で近所の人からの嫌がらせで困っているという方からのご相談は多くいただいています。
自宅に怪文書を貼られたり、車や自転車が傷つけられたりして、嫌がらせ調査を行ったところ、近所の人やママ友など顔見知りの人が犯人だったというケースも多いのです。
ご近所トラブルが恐ろしいのは、はじめは些細なことがきっかけで軽い揉め事程度のことだったのに、相手によっては暴力事件や殺人事件にまで発展する可能性があるという点です。近所トラブルに巻き込まれているとわかったら、トラブルが大きくなる前になるべく早く対応することが重要です。
上田市で近所トラブルに巻き込まれたときの相談先
住みやすい地域として評判の上田市でも近所トラブルに巻き込まれる可能性は十分にありえます。
では、もし実際に近所トラブルに巻き込まれてしまったらどこに相談すればいいのでしょうか。
管理会社
上田市のマンションやアパートに住んでいる場合は、まずは管理会社に相談してみましょう。当人同士で解決しようとしても近所トラブルの場合なかなかスムーズに話が進まないことが多いです。そのため、第三者である管理会社に間に入ってもらうことで余計なトラブルを引き起こさずに問題を解決することが期待できます。
また、明らかに問題があるようなモンスター隣人の場合、自分たちだけではなく周辺住民でもモンスター隣人に悩んでいる可能性があるので、隣や上下階に住んでいる他の住人にさりげなく聞いてみて、同じような悩みを持っている場合はできるだけ多くの住民で申し出ると、管理会社も大きな問題だととらえてくれてより効果的に動いてくれるでしょう。
上田市役所
戸建て住宅に住んでいて近所トラブルに巻き込まれた場合は上田市役所の生活課に相談するといいでしょう。
また、マンションやアパートの場合はまずは管理会社に相談するのがいいのですが、管理会社では対応しきれない場合もありますので、その場合も市役所に相談してみましょう。
特に、騒音トラブルや異臭トラブルなどの問題は地域全体の問題ととらえることができますので、市役所が間に立ったほうがスムーズに解決できることも多いのです。
関連サイト:上田市役所
上田警察署
近所トラブルがこじれて相手の人が暴力を振るってきたり、自宅や車を傷つけてきたり、脅迫めいたことを言われたりなど、身の危険を感じるようなケースでは、すぐに警察に相談しましょう。
事件につながる可能性がある場合や嫌がらせが悪質で犯罪行為にあたると判断される場合は警察もすぐに対応してくれます。
ただし、警察にすぐに対応してもらうためには被害を受けた証拠や犯人であると特定できる証拠がなければなりません。証拠がなければ警察はすぐに動いてくれないことがほとんどです。
また、警察に相談するのは気が引けるという方は、電話で「警察相談専用電話#9110」にかけて相談することも可能です。警察相談専用電話では犯罪や事故には至っていなくても、ストーカーや近所トラブルなどの悩みごとや困りごとの相談も受け付けています。
関連サイト:上田警察署
上田市に対応している弁護士事務所
弁護士に相談し、近所トラブルを法的に解決することも選択肢として可能です。警察に相談しても、事件性がないと判断されてなかなか対応してもらえなかった場合は弁護士へ相談してみましょう。
トラブルになっている相手に物を壊されたり家に傷をつけられたりといった場合は、慰謝料請求や損害賠償請求ができる可能性がありますし、過度な騒音で眠れない場合や誹謗中傷で精神的に参ってしまった場合も慰謝料請求できる可能性があります。
ただ、いずれの場合も証拠がなければ弁護士もなかなか動くことができませんので、弁護士に相談する前に被害を証明できる証拠を集めておくことが重要です。
上田市に対応している探偵事務所
近所トラブルを警察に相談する場合も、弁護士に相談する場合も、近所トラブルで受けた嫌がらせの内容を証明できるものや、加害者を特定できる証拠がなければなかなか思うように対応してくれないことがほとんどです。
嫌がらせの証拠としては、録音データや画像や動画の証拠があればベストです。ただ、このような証拠能力の高い証拠を素人が取るのはかなり難易度が高いので、探偵に調査を任せることがお勧めです。
なお、調査の際は上田市の住宅街に潜入して他の住民たちに紛れ込みながら行うことになりますので、上田市の県民性や地域性に詳しい探偵が調査をした方がスムーズですし、より効果的な証拠を取ることができます。依頼する場合は長野県に拠点を置いている地域密着型の探偵を選ぶことをお勧めします。
近所トラブルを警察に相談しても意味がない?
近所トラブルで怖い思いをしているから警察に相談しよう!と思っている方は多いでしょう。しかし、近所トラブルに関しては警察も動けるケースとそうでないケースがあります。
どのような場合に警察が対応してくれて、どのような場合に対応してもらえないのか前もって確認しておきましょう。
近所トラブルで警察が動くケース
・窓を割られた
・車や自転車のタイヤをパンクされられた
・相手に殴られた
・自転車を盗まれた
・「殺す」などと脅迫電話をかけられている
など、器物破損や盗難、脅迫などの実害が出ている場合は警察も動いてくれる可能性が高いです。
ただし、これらの被害を証明できる証拠がなければすぐには動いてくれません。しかし、自分で確固たる証拠を押さえるのは難しいですので、警察に相談する前に探偵に証拠を取ってもらってから行動するほうがいいかもしれません。
近所トラブルで警察が動いてくれないケース
・子供の泣き声がうるさい
・生活音がうるさい
・タバコのニオイが漂ってくる
・不法投棄されたが証拠がない
・器物破損されたが証拠がない
・脅迫されているが犯人がわからない
このようなケースでは、警察に相談しても動いてくれません。そもそも犯罪と言えないトラブルもありますし、犯罪であっても証拠がなかったり犯人が特定できていなかったりすると警察は動けないのです。
近所トラブルによる嫌がらせ行為の証拠の集め方
警察に動いてもらったり弁護士に法的措置を依頼したりするためには、嫌がらせ行為の証拠が必要であることはすでにお伝えしていますが、どのような証拠を集めればいいのでしょうか。
また、証拠を集めるためにはどのようにすればいいのか、この章でお伝えしていきます。
そもそもどういうものが証拠になる?
近所トラブルで有効とされている証拠としては以下のようなものが挙げられます。
・嫌がらせ行為をしている様子を捉えた写真や動画
・騒音測定器を使った騒音調査の結果
・暴言や誹謗中傷などを録音した音声データ
・周辺住民へ聞き込み調査を行った証言
自力でも集められないことはないかもしれませんが、相手に警戒されてなかなか証拠が取れないことが多いですし、調査中に危険な目に遭う可能性もありますので、できればプロに任せたほうがいいでしょう。
自力で証拠を集める場合
まずは自力で証拠を集める場合です。嫌がらせ行為が自宅の敷地内やガレージで行われている場合、監視カメラを使って証拠を集める方法が考えられます。
動画は裁判でも有効な証拠となることが多いので、嫌がらせの現場を撮影できれば警察や弁護士も動いてくれますし、逮捕や慰謝料請求も可能になるでしょう。
また、被害状況の証拠が残らないような嫌がらせであっても、監視カメラの動画があれば立派な証拠が手に入る可能性があります。
ただし、犯人が誰でどのような行為をしているのかをはっきりと撮影する必要があるので、監視カメラを購入する際は一定の画質が担保されていて夜間でも鮮明に撮影できるものを選んでください。
プロに証拠集めを依頼する場合
近所トラブルで嫌がらせ行為をされている場合の証拠集めは探偵に調査を依頼するという方法が最も確実で効率的と言えます。
探偵は相手に気づかれることなく張り込みや尾行をすることができますので、あらゆる角度からの嫌がらせの証拠を確保してくれます。
もちろん費用はかかりますが、高い監視カメラを買って不鮮明な証拠しか取れないよりも確実ですし、嫌がらせ行為の加害者が誰かある程度想定できていて、嫌がらせ行為をする時間帯も特定できていれば調査にかかる時間を短縮できますので、費用もかなり安く抑えることができます。
まとめ
ご近所さんと良好な関係を築ければいいのですが、些細なことがきっかけでトラブルに発展し嫌がらせ行為をされてしまうケースも増えています。
自分としては嫌がらせ行為をしているつもりはなくても、夜中に掃除機や洗濯機を使う音がうるさかったり、ドアの開閉音がうるさかったり、ベランダで吸うタバコのニオイが臭かったりと、自分自身が近所トラブルの原因になってしまうこともあるのです。
警察は近所トラブルが犯罪に繋がる可能性がある場合でなければ動いてくれませんし、証拠がなければ対応してもらえないことがほとんどなので、近所トラブルに本気で悩んでいる方は探偵に相談して証拠を集めてもらうのが一番でしょう。
証拠があれば、民事事件として損害賠償請求や慰謝料請求が可能になることもありますので、一人で悩む前にまずは一度専門家に相談してみましょう。