長野松本の近所トラブルへの対処法と近所トラブルを相談できる専門家

ご近所との付き合いで不快な思いをしたり、トラブルになったりしたことがある方は少なくないでしょう。
松本は生活や子育てをするうえで便利でもあり、自然も残る素敵な土地なので移住先としてとても人気があります。そのため長野県松本には、県外から頻繁に人が引っ越しをしてきているのです。
引っ越しが増えればその分新しい近所付き合いが増えて近所トラブルも年々増加していると言われています。
今回は、松本で近所トラブルが起きやすくなってしまう原因や松本で近所トラブルに巻き込まれた場合に相談できる専門家、近所トラブルに対する適切な対応方法について解説していきます。
Contents
移住先として人気の長野の松本ってどんな場所?
長野県は「移住したい県ランキング」において毎年上位にランクインしている土地ですが、中でも松本市は特に人気の市町村です。
そんな大人気の松本市は長野県内で2番目に人口が多い市で、公共交通機関やホームセンター、ショッピングモールなど利便性が高い一方で、3000m級の峰々が連なる北アルプスや広大な高原台地を誇る美ヶ原高原に抱かれた自然豊かな都市です。
また、2019年から「まつもと暮らし応援課」という移住者のための総合相談窓口を設置するなど、積極的に移住の受け入れ態勢を整えています。松本市は移住したい県ランキング上位の長野県の中でも手厚いサポートが整っている地域のため、気軽に移住しやすいという点も人気をキープしている理由のひとつでしょう。
松本に移住した他県民と松本市民は近所トラブルを起こしやすい?
松本は移住先として人気の街であることはすでにお伝えしましたが、もともと生まれた時から松本に住んでいる根っからの松本っ子と他県から移住してきた松本市民では県民性というか市民性が若干異なっています。
松本市で起こっている近所トラブルはそうしたちょっとした市民性の違いから起こっているものも少なくありません。
この章では、松本市民のどういった市民性が近所トラブルにつながっているのか見ていきましょう。
松本市民の特徴①パーソナルスペースが広い
パーソナルスペースとは、自分が不快だと感じないための物理的な距離のことで、自分が思っている以上に知らない人に近づかれてしまうと少し不快に感じてしまうことがあります。
松本の人をはじめ長野県民は車社会のため、他の県よりもパーソナルスペースが広いと言われています。
たとえば、東京の人であれば電車で席が空いていたら座る人が多いですが、松本の人は電車で席が空いていても、密集して座ることはないですし、知らない人の隣に座るくらいなら立って電車に乗りたいと考える人が多いのです。
そのため、知らない人が自分の家の近くに引っ越しをしてきて、自分のパーソナルスペースを侵略されたと感じると、それが後々近所トラブルに発展する恐れがあるのです。
他県の人に比べると、近くに知らない人がいるという状況をより不快に感じやすい県民性があるということです。
松本市民の特徴②ごみ袋に名前を書いて出す
松本市を含む長野県のごみ捨てルールとして、「ごみ袋に名前を書く」ということが一般的です。ごみ袋に名前を書くという経験は他県の方だとあまりしたことがないと思いますし、はじめはかなり違和感があるかもしれません。
しかし、ごみ袋に名前を書くことによって自分で出したごみの分別ができていない場合や、ごみを出す日付を間違えていた場合などはすぐに誰が間違えていたのかわかるため、自分で出したごみに責任を持つことを意識づけることができます。
他県から移住してきた人たちがすぐにこのごみルールを徹底して守ることができればいいのですが、中にはなかなかルールに馴染めずいつまでもごみ袋に名前を書かずにごみの出し方のマナーもなっていないという人がいると、近所トラブルに発展することは避けられないでしょう。
また、このルールを本当に真面目に守るのが長野県民なので、その真面目さゆえにルールを守れない人が許せなくなってしまうのかもしれません。
松本市民の特徴③とにかく真面目
ここまででも再三お伝えしていますが、松本市民は男女ともに真面目な性格の方が多いです。長野県出身の男性のことを「侍」だと思って接しているという人もいるほどで、それほどとにかく真面目な方が多いのが特徴です。
そのため、浮かれたテンションで騒ぐ、お酒を飲んでどんちゃん騒ぎをするという松本市民の方はあまりみたことがありません。楽しいことが嫌いだ!というわけではないのですが、そういったノリについていくのが苦手なのでしょう。
とにかく真面目な性格の松本市民の近所に他県からノリノリのテンションで騒ぐことの多い住人が引っ越ししてきたら近所トラブルが発生するのも納得です。
松本で近所トラブルに関して相談できる専門家
近所トラブルはどこの地域でも発生しうるものですが、いざという時のために相談先を知っておくと安心ですよね。
この章では、松本で近所トラブルに関して相談できる専門家や専門機関についてご紹介していきます。
松本市役所
松本市の市役所には、近所トラブルをはじめとする様々な生活トラブルに関する相談窓口を設けています。近所トラブルは当人同士で解決しようとしてもなかなかスムーズには話し合いも進みませんので、自分で解決するのが困難だと感じた場合は、市役所に相談してみましょう。
ただし、市役所でも対応しきれない問題もあるため事前に電話などで確認しておくといいですね。
松本市役所 住所:長野県松本市丸の内3番7号
松本市役所 電話番号:0263-34-3000(代表) 0263-32-0001(市民相談室)
関連リンク:松本市役所市民相談窓口のご案内
松本警察署
松本にある警察署でも相談することが可能です。近所トラブルが犯罪行為に発展している場合や、近所からの嫌がらせで身の危険を感じるような場合はすぐに警察に相談しましょう。
警察に相談する際は、近所の住人から受けた嫌がらせ行為の証拠があるとスムーズに対応してくれるでしょう。逆に嫌がらせを証明できるものがないとすぐには対応してもらえない可能性もあるので、前もって証拠を集めておくのがお勧めです。
松本警察署 住所:長野県松本市渚3-11-8
松本警察署 電話番号:0263-25-0110
関連リンク:松本警察署
弁護士事務所
近所トラブルによって自宅にいたずらをされたり、誹謗中傷を受けたりしてトラブルが民事事件に発展するような場合は、弁護士に相談するのがベストです。
トラブルを解決するためのご近所との交渉や書類作成、裁判を行う場合の法的手続きを代理で行ってくれます。
近所トラブルによって受けた被害の内容によっては損害賠償請求や慰謝料請求をすることもできる場合があるので、まずは相談して確認するのがいいですね。
探偵事務所
警察に相談して対応してもらう場合も、弁護士に依頼して慰謝料請求など法的措置を取る場合も、近所トラブルによって受けた被害の証拠や嫌がらせ行為の犯人の証拠は必要になってきます。
ただし、どのような証拠が法的に認められるのかの判断も難しいですし、実際にそのような証拠を取ることは技術的にも労力的にも素人だとハードルが高いです。
そこで頼りになるのが探偵です。探偵であれば、法的効力のある証拠を取ってくれるので警察や弁護士に相談する前に依頼するのがいいでしょう。
関連リンク:松本エリア 嫌がらせ対策
関連リンク:嫌がらせ調査 探偵事務所
カウンセラー
近所トラブルは長年にわたって繰り返すことが多く、1つ1つはそこまでストレスがたまるものではないとしても長期に渡る蓄積で自分でも気が付かないうちに精神的なダメージが大きくなっている場合があります。
カウンセラーに相談することで、精神的ダメージからの回復方法や近所の人との接し方、トラブルが解決した後の過ごし方などをアドバイスしてもらうことが可能です。
近所トラブルに正しく対処して解決するためには
近所トラブルに安全に対処していくためには自分で解決しないことが大切です。
当人同士の話し合いだと、感情でぶつかり合ってしまう可能性が高く、そうなるとなかなか話し合いが進まず解決に向かう希望は無いでしょう。
無理に当人同士で話し合いをしようとしても、逆効果になってしまいさらなるトラブルに発展してしまう可能性の方が高いです。そのため、第三者の力を借りて問題を解決することをお勧めします。
嫌がらせの証拠を取っておく
近所トラブルを解決するために裁判が必要になるケースは珍しくありません。そのため、裁判に発展した場合に備えて証拠を取っておきましょう。嫌がらせ行為の音声や監視カメラの映像記録があればそれが有効な証拠になります。
怪文書や脅迫文などの貼り紙があればそのままの状態で保存しておいてください。物を壊された場合は修理する前に証拠として写真に収めておきましょう。
映像や音声、怪文書などの証拠を取れなかったとしても、いつ、何時ごろ、どのような嫌がらせを受けたのかという記録があればそれも証拠として認められる可能性が高いので、できるだけ客観的な目線から記録を取っておくようにしてください。
専門機関に相談する
近所トラブルによる嫌がらせの証拠が取れたら、弁護士や警察などの専門機関に相談しましょう。
いきなり弁護士や警察に相談するのが気が引けるようであれば、まずは市役所に相談するのもいいでしょう。
また、証拠収集で困った場合は探偵など調査のプロに相談するのもお勧めです。
とにかく、自分だけで解決しないよう専門機関をうまく活用することが大切です。
まとめ
近所トラブルに巻き込まれてしまった場合、自力でできることは案外少ないものです。
「ちょっとくらいの騒音なら我慢しよう」「嫌がらせって言っても暴力を振るわれているわけじゃないし・・・」と泣き寝入りしてしまう人も多いですが、近所トラブルは放っておくとエスカレートして収拾がつかなくなるケースも多いです。
そのため、今より大きなトラブルになってしまう前に、できるだけ早く専門機関に相談して適切に対応していくようにしてください。